派遣労働者

派遣労働者を企業に供給する仕組みが日本の平均賃金や国力を弱めているのではないかと思います。この派遣労働者のメリットもそれぞれあるのだろうと思いますが、今回はデメリットを中心に書いていきます。

 

派遣労働者を導入することにより企業はより安価な賃金で人を雇うことができるようになりました。結局、それは日本国内の派遣労働者にしわ寄せがいっています。何一つ派遣労働者を幸せにしていないように思います。派遣労働が盛んになろうとしたときには、働く側にもメリットがあるようにうたわれていたと思いますが、今はまったくメリットがなく、資本主義経済における奴隷階級を作り出しているようにも見えます。賃金格差が階級格差を生み出しています。正社員として働く者を幸せにする仕組みであって、派遣労働者を幸せにする仕組みではないです。

 

これらを是正するために法律的にも同一労働同一賃金や3年雇用が立法化されたのだと思いますが、抜け道はあるだろうとは思いますが、今後の派遣労働者の救済の流れの取っ組みになればと思います。

 

この流れを是正する方法は一つかと思います。それは、派遣労働者最低賃金を企業の正社員労働者の平均賃金より上にするということです。派遣労働者はリスクを伴って期間限定で働いているということを鑑みて、リスクプレミアムを給与に乗せてあげる立法化が必要かと考えています。